今回竣工した住宅を紹介していきます。
沖縄の赤瓦住宅の屋根は、台風や雨を意識してか寄棟の形状ですが
この別荘は、片流れの形状をとっています。
寄棟の屋根は、沖縄では理にかなった、必然性のある形だと思いますが
建物の中心付近が、どうしても暗くなりがちです。
日本家屋の特徴でもある陰影のあるしっとりとした空間もいいのですが
リビングには明るさがほしいので、北側にハイサイドライトの高窓を設置しました。
沖縄の南西方向の厳しい光は遮り、北側の優しい光を室内に導いています。
現在、寄棟の形状で計画中の物件もありますが、こちらは、極力壁を
少なくして、周囲から光を入れようと考えています。